日本国自治体国際化協会北京事務所
Council of Local Authorities for International Relations(CLAIR),BEIJING


 トピックス

「第9回中国−北京国際旅遊文化節」に参加して

所長補佐 菅原 大介
(仙台市派遣)

 当事務所は、「国際交流会議サポート事業」の一環として、9月22日〜24日に北京豊聯広場において開催された「第9回中国−北京国際旅遊文化節」に参加し、日本の自治体の観光PRを行いました。
 「中国−北京国際旅遊文化節」とは、中国・国家旅遊局と北京市人民政府が主催する大規模な文化イベントの1つで、内容も国際旅遊展(展示ブース出展の場)のほか、世界旅遊写真展や盛装行進(パレード)など多岐にわたります。なお、国際旅遊展には、日本のほか、中国・香港・イラン・シリア・スリランカ・パキスタン・フィリピン・チュニジア・ギリシャ・チェコ・ドイツ・ブラジルの計13の国・地域が参加しました。
 当事務所は、「国際観光振興機構(JNTO)北京観光宣伝事務所」と共同で展示ブースを出展し、JNTOは主に日本全体を、当事務所は主に個別自治体のPRを行いました。共同出展したことから、日本全体を紹介したパンフレットや日本地図を参照しながら、各自治体のパンフレットを用いて詳しく説明するなど、来場者に対してより分かりやすく日本の自治体を紹介することができました。

 以下、今回の出展を通して感じたことを簡単にご紹介します。

○来場者について
 旅行業界関係者の来場は、前回出展した「北京国際旅遊博覧会(BITE2006)」より少なかったのですが、今回は、有名なショッピングモールで行われたことから、多くの一般市民の来場に恵まれました。訪日旅行がまだ団体旅行に限られている現段階では、旅行業界関係者に直接PRを行うことが何よりも効果的ですが、今回来場していただいた方々は将来の訪日客となる可能性も秘めていることから、長い目で見た場合、PR効果があるのではないかと感じています。

○中国における日本の地方都市の知名度とPRの必要性について
 多くの来場者からは、東京・大阪・京都・北海道のパンフレットを名指しで求められ、これらの都市の中国における知名度の高さを改めて実感させられました。しかし、そこに何があり、どのような楽しみがあるかを知っている方はまだ多くないことも感じました。
 一方、観光や留学、研修などで一度日本に行ったことのある市民や一部旅行業界関係者からは、「自然が多く静かな場所に行ってみたい」、「名所旧跡で有名な場所はどこか」など、より具体的な質問がなされました。
 前者のような方々に対しては、言われたとおりパンフレットを差し出すだけで終わってしまいますが、後者のような方々に対しては条件に合う自治体のパンフレットをピックアップして差し出すことができました。北京市など最初に訪日団体旅行のビザが解禁となった都市では、東京や大阪以外の都市にも目が向けられつつあると聞いていましたが、このことを再確認することができました。このことから、各自治体においては今後とも中国国内において地道にPR活動を行っていくことが有意義であると思われます。

 また、今回皆様から提供していただいたパンフレットの中には、複数の自治体や地域が連携して作成したPRパンフレットもありました。このように観光PRにおいては、普段から複数の自治体や地域が連携し、広域的な取り組みを行っている例を見ることができます。通常旅行をする場合、1つの都市で完結することは少なく、また旅行業界関係者に対しても行程などを分かりやすく紹介できることから、こうした取り組みは、中国人訪日客を誘致する上で有効なものだと考えられます。

 今後、当事務所は、アジア最大の国際観光展である「2006中国国際旅遊交易会(CITM2006)」(11月16日〜19日、上海)に参加し、今回同様、希望される自治体のパンフレット等を配架し、日本の自治体の観光PRを行う予定です。詳細は別途ご案内させていただきます。

*出展に当たり、パンフレット等を提供していただいた地方自治体・関係団体は以下のとおりです。この場を借りて感謝申し上げます。

北海道、青森県、岩手県、仙台市、山形県米沢市、福島県田村市、茨城県、栃木県、
群馬県みなかみ町、東京都青梅市、神奈川県、神奈川県藤沢市、
神奈川県小田原市、西さがみ共和国(小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町)、
富山県、福井県、長野県、岐阜県高山市、岐阜県中津川市、岐阜県群上市、
愛知県、三重県、京都府、京都市、堺市、兵庫県、神戸市、兵庫県姫路市、
兵庫県宝塚市、兵庫県相生市、京阪神三都市外客誘致実行委員会(京都市・大阪市・
神戸市)、奈良県、鳥取県、島根県松江市、岡山県、広島市、山口県、
四国観光立県推進協議会(徳島県・香川県・愛媛県・高知県・JR四国)、
北九州市、福岡県大牟田市、福岡県柳川市、福岡県大川市、福岡県太宰府市、
長崎県、熊本県、大分県別府市、宮崎県宮崎市、鹿児島県鹿児島市、
九州観光推進機構

(計49団体)

開催を告知するポスター
(地下鉄駅構内にて)
開幕式の様子


会場となった北京豊聯広場(FULLLINK) 会場内の様子


会場の外では中国旅行業界関係者による
展示ブースが出展されていました。
当事務所ブースの様子


当事務所ブースにて。日本地図(JNTO
提供)上で北海道を指差しながら、北海道の
観光パンフレットはあるかと尋ねられまし た。

JNTOブースの様子


イランのブースの様子。
このようにポスターの代わりに、風景写真を掲示するのも1つの方法ではないかと感じました。

スリランカのブースの様子。
スリランカをはじめ、多くの展示ブースにおいて、グッズやDVDが配布されていました。中国においてPRを行う際は、パンフレットのほか、こうしたものも用意するとより効果的であると改めて感じました。


 
同時開催された世界旅遊写真展の様子  

 

 
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