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高考・考研

高考・考研

中国の大学入試は、「全国高等学校統一考試(高考)」と呼ばれ、例年6月に全国で一斉に実施される。かつての科挙制度には及ばないものの、毎年激しい受験戦争が繰り広げられている。高考の特徴は、同じ大学でも、各省・自治区・直轄市ごとに募集枠や合格最低点が異なり、大学所在地住民に多くの定員が割り当てられることである。地方住民にとって、北京や上海の大学はかなりの難関となっており、また農村部の若者にとっては、高考が、大都市の都市戸籍を手にできる絶好のチャンスにもなっていることから、有利な地域の戸籍を手にする目的の「高考移民」現象が社会問題になっている。

なお、中国政府は、1999年に大学の募集枠を拡大。以降、募集定員・受験者数ともに毎年30~40%ずつ増え、結果、2007年末の大学生総数は1,600万人に達している。また、粗入学率(在学生数が18~22歳の年齢層に占める割合)は、1998年の9.8%から、2002年には大学教育の大衆化の指標とされる15%を突破、2008年には23%に達し(北京や上海では70%台)、中国における高等教育は着実に大衆化への道を歩んでいる。こうした状況から、近年は、大卒でも就職難にさらされるようになり、とくに金融危機の影響で就職率が落ち込んでいる昨今、大学院進学の希望者はさらに増え、「考研(大学院受験)」が当たり前の選択肢となり、大学院が狭き門になっている。

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