| 「2008北京国際旅遊博覧会」に出展しました! |
| (所長補佐 和光達夫(山梨県派遣)) |
2008年6月19日〜21日、世界の81の国・地域及び中国各地の観光機構・旅行社などが各自の観光資源を紹介する「2008北京国際旅遊博覧会」が北京展覧館で開かれ、当事務所は「日本各地展」として出展し、中国の旅行業者や市民に対して日本の自治体の観光PRを行いました。この博覧会は北京市旅遊局の主催で毎年開催されているものであり、当事務所の参加は3回目となります。
また、今回、山梨県、横浜市、島根県松江市からの観光PR要望を受け、当事務所のブースの一部を提供しました。他の日本の自治体としては、兵庫県・神戸市が合同で、新潟市が単独でブースを出展しました。
なお、当事務所の観光PRの様子については、マスコミ各社(北海道新聞、西日本新聞、テレビ東京)からの取材を受けるとともに、人民中国インターネット版にも掲載されました。
■ 北京における観光PRの必要性
日本政府観光局(JNTO)の資料によると、2007年訪日団体観光ツアーの送客地域としては、広東省(21.9%)、上海市(19.9%)、北京市(14.2%)の3大市場が全体の56%を占めています。その他の地域についても徐々に訪日旅行市場として成長が期待はされますが、当面は富裕層が多く、日中間の航空路線等のツアー造成環境に恵まれた沿岸部地域に主要市場が集中することとなります。
中国国内では、日本に行ってみたくなるような情報(新聞・雑誌やテレビ番組等)を目にする機会が非常に少ないことから、旅行目的地としての「日本」の魅力が知られていないという知名度不足の問題が中国市場における訪日旅行促進の大きな課題となっています。
このため、北京において、旅行業者や日本への旅行に興味を持っている人達へ日本の地方都市の魅力を紹介することは、訪日旅行を促進する上で効果的といえます。
■ 北京の旅行業者、一般来場者の動向
当事務所では、北京における訪日旅行の動向をつかむことを目的に「2008北京国際旅遊博覧会」においてアンケート調査を実施しましたので、今回、その結果を抜粋してご紹介します。
一般来場者109名、旅行業者64名の合計173名の方に協力いただきました。一般来場者については、男女比はほぼ半分(男性50名、女性59名)、年代は20代が43.1%、40代が22.9%と多く、日本を旅行したことのない方が約8割を占めました。
当事務所としましては、この調査結果が各自治体の観光施策の一助となれば幸いです。なお、アンケート方法によっては回答が違ってくる場合がありますので、あくまでも参考としてご覧ください。
【問】 「日本で宿泊場所を選ぶとき、何を重視しますか。」(複数回答可)
【回答】 中国においては、日本の温泉に人気があることから、「温泉」を選択した人が最も多く、また、「値段」や「地域」よりも「料理」や「サービス」を重視する傾向にあることがわかりました。
【問】 「日本へ旅行に行ったときに最も経験したいのは何ですか。」(複数回答可)
【回答】 「山、海などの自然風景」、「日本料理」、「お寺、城などの文化遺産」、「買い物」、「温泉」を選択した人が多く、特に日本の自然風景を見たい人が多いようです。
【問】 「日本への旅行時期は何月が適していると思いますか。」
【回答】 4月〜5月、8月、10月が旅行に適していると考える人が多いようです。
【問】 「日本への旅行期間は何日が適当と思いますか。」
【回答】 5日から7日と答えた方が全体の約75%となりました。
【問】 「日本への旅行費用はいくらくらい出せますか(適当ですか)。」
【回答】 8,000元(15円/1元計算で約12万円)以下との回答が70%を超えました。
【問】 「日本のどの都道府県の地名を知っていますか。」(旅行業者のみ調査)
【回答】 上位順では、北海道(85.9%)、東京(78.1%)、大阪(50%)、京都(43.8%)、長野(43.8%)、長崎(42.2%)、広島(35.9%)、沖縄(34.4%)、福岡(32.8%)でした。東京は回答者全員知っていると思いますが、回答項目を見落とされたのかもしれません。また、中国において長崎や広島は原爆の関係もあり、地名がよく知られています。長野と福岡の知名度の高さには個人的に認識を新たにしました。
また、選択回答項目とは別に、旅行業者に対して、訪日旅行客を増やす上で何が障害になっていると思うかと尋ねたところ、「旅行代金が高い」、「ビザの取得」といった意見が多く聞かれました。
■ まとめ
中国の訪日旅行者数推移(JNTO資料)
| 2003年 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
2007年 |
| 448,782人 |
616,009人 |
652,820人 |
811,675人 |
942,439人 |
中国の訪日旅行者は2007年に94万人を超えましたが、中国における日本の地方都市の知名度はまだまだ低いのが現状です。
そのため、当事務所では、今後も中国各地で開催される旅遊博覧会等に出展して、日本の自治体の観光や物産等のPRを実施することにより、自治体のPR活動をサポートしていくこととしています。なお、今年度の博覧会情報やこれまでの博覧会出展については、下記のホームページをご参照ください。
http://www.clair.org.cn/act_cont_6.htm
また、今回の博覧会出展にあたり、当事務所にパンフレット等を提供いただいた自治体は以下のとおりです。また、JNTO北京事務所にも幟旗の貸与とパンフレットを提供いただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
北海道、北海道旭川市、北海道帯広市、北海道室蘭市、北海道稚内市、北海道新得町、北海道十勝観光連盟、岩手県、岩手県花巻市、岩手県奥州市、宮城県、宮城県仙台市、秋田県角鹿町、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都中央区、東京都板橋区、東京都八王子市、東京都武蔵野市、神奈川県、神奈川県川崎市、神奈川県横浜市、新潟県、富山県、富山県富山市、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県静岡市、静岡県伊豆市、愛知県名古屋市、愛知県蒲郡市、京都府、京都府京丹後市、大阪府、大阪府東大阪市、大阪観光コンベンション協会、奈良県、奈良県橿原市、鳥取県鳥取市、鳥取県伯耆町、島根県、島根県松江市、岡山県倉敷市、広島県広島市、広島県神石高原町、山口県、香川県、愛媛県、愛媛県今治市、愛媛県松山市、福岡県、福岡県大宰府市、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県(合計61自治体・団体)
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| 会場となった北京展覧館 |
当事務所ブース |
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| 日本の情報に来場者は興味津々 |
アンケート調査は大盛況 |

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